フィッシングメールはなぜ送られてくるのか

 ところで、フィッシングメールはなぜ送られて来るのでしょうか。ランダムに英数字を組み合わせてメールアドレスを作成することもあるようですが、ほとんどはどこかのサイトから流出したことによるものです。メールアドレスの流出事件は絶えず起きているといっても過言ではなく、一度漏れたメールアドレスは迷惑メール業者の間で流通してしまいます。

 また、最近ではメールアドレスを使ったメールだけでなく、電話番号で送信できるSMSに送られる事案がありました。佐川急便の名前をかたり、「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。」と佐川急便の偽サイトへ誘導する内容です。

 その偽サイトでは詐欺アプリ(Android版)のインストールを求められます。アプリを入れるとiTunesコードを購入された上に、知らない電話番号に対して拡散のためのSMSを送られるなど、スマホを乗っ取られたかのような状態になってしまいます。名前や文章は少しずつ異なっているようで、佐川急便のサイトを見ると現在のところそうした事例は26パターンにも及んでいます。佐川急便から荷物を受け取る予定があると、混乱してしまいそうです。

 SMSに関しては、電話番号さえ分かれば送信できるため、ランダムな数字の組み合わせの可能性も高まりますし、またどこかに登録した電話番号を入手したのかもしれません。

佐川急便を装ったメールの事例
(出所:佐川急便のWebサイト)
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