スマートフォンの高性能化により、昨今ではデジタルカメラや音楽プレーヤー、電子書籍リーダーなどといった個別のデバイスを持ち歩く必要性は減ってきている。しかし、音質の高さや再生機能の使い勝手を考えると、音楽プレーヤーは専用品の方が優れている。

 ソニーは2019年11月、ウォークマンの新ラインアップ「NW-ZX500」シリーズ、「NW-A100」シリーズを発売した。長年ウォークマンを買い続けて来た筆者は検討の末、ミドルクラスの「NW-A106」を購入した。今回は、専用プレーヤーとして、またAndroid端末としての新モデルの使い勝手を評価した。

 NW-A106は、OSとしてスマホでも使われているAndroidを採用している。今までのウォークマンと同様にダウンロードで購入した楽曲や音楽CDから取り込んだ楽曲を再生できるほか、ストリーミングサービスの音楽も再生できる多機能さが売りだ。

筆者が購入したウォークマン「NW-A106」。OSとしてAndroid 9を搭載しており、スマートフォンのようにアプリをインストールして使える
(撮影:竹内 亮介、以下同じ)
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バッテリー消費を考えると専用プレーヤーを使いたい

 前述のように、スマホではさまざまなことができるようになった。ただ、それだけにバッテリーが切れるとあらゆる作業ができなくなってしまう。例えば、仕事の連絡やテザリングができなくなる事態は避けたい。その意味でも筆者としては、長時間使うことの多い音楽プレーヤーはやはり専用モデルを使いたいのだ。

 専用の音楽プレーヤーの代表的な製品としては、アップル(Apple)の「iPod」シリーズが挙げられる。しかし、組み合わせるヘッドホンとの相性もあるのだが、筆者はiPodの基本的な音の傾向が昔から好みではなかった。また、デジタルガジェット系のライターでウォークマンをメインで使う人が少ないこともあり、意外にウォークマンがらみの仕事の依頼も多かった。こうした背景もあって、筆者はウォークマンシリーズを使い続けている。

 ……と言い訳めいたことを書いたものの、新機種が出るたびに買っていることを考えれば、単純に欲しいから買ってるだけなのかもしれない。とはいえ、今回のモデルは今までの新製品よりも筆者としては期待感が高かった。スマホで利用できる音楽のストリーミングサービスの状況が以前と大きく変わったからだ。

筆者がこれまで購入したウォークマン。10万円超えの高価格モデル以外は、ほぼモデルチェンジのたびに購入している気がする
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