「書きやすさ」で話題になっている電子ペーパー端末がある。中国の上海雷塔智能科技(ラッタ)が開発した「Supernote」だ。筆者が2019年6月に訪れた国際文具・紙製品展でもSupernoteを展示したブースに人だかりができていた。ラッタによると「展示品で構わないから売ってほしい」と交渉する来場者もいたという。

 そんなSupernoteの日本でのトライアル販売が2019年8月7日に始まった。ラッタがAmazonマーケットプレイスを通じて販売する。Supernoteは画面がA5サイズ(10.3インチ)の「Supernote A5」とA6サイズ(7.8インチ)の「Supernote A6」の2機種がある。日本では当面Supernote A5のみを販売する予定という。価格は6万3800円(税別)だ。

Supernote A5。価格は6万3800円(税別)。本体、ワコムの技術を採用して開発した専用のスタイラスペン、カバー、USB Type-Cケーブルをセットで販売する
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 今回はSupernote A5を実際に利用して、機能の特徴や使い勝手を紹介する。

 Supernoteでは、専用のスタイラスペンを使って電子ペーパー上に手書きで文字や絵を書く。紙のノートのように複数のページをまとめたファイルを作成でき、ページの追加や削除も可能だ。ページのケイ線として無地、方眼、横ケイといった様々なテンプレートが用意されていて、目的に合わせて切り替えられる。

ノートのテンプレートは10種類以上。個人的には画面左にラインが入った「リスト式」が使いやすかった
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 ドキュメントリーダー機能も持ち、ePUB、PDF形式の電子書籍や資料、画像を読み込める。その上に手書きメモを加筆したり、読み返すための検索可能な目印をつけたりできる。

 どちらの機能でも、ペンの種類、ペン先の太さ、インクの濃さを選択できる。ペンの種類には、均一な太さの線を引ける「ボールペン」、筆圧に応じて太さの変わる「インクペン」、太い線を引ける「マーカー」がある。手書きした内容を選択して移動させたり、コピー&ペーストをしたり、作業を取り消したり、取り消した作業を元に戻したりといった機能も搭載している。

画面の左側に触れるとペン先の太さ、インクの濃さ、ペンの種類などを選択できる。資料の校正やノートの強調箇所には薄いグレーのマーカーを併用すると見やすい
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 本体の保存容量は32Gバイトだ。Wi-Fi通信機能を搭載していて、作成したファイルをメールで送信したり、32Gバイトの容量を持つ専用のクラウドストレージにアップロードしたりできる。Webブラウザーは搭載していない。