デジタル特有の機能で簡単に文書共有

 デジタル機器ならではの機能も多く搭載している。特に文書の共有と保管では、アナログな紙とペンではできない便利な機能を持っている。

 仕事をしていると、手書きの情報をデジタルで共有・保管するシーンは意外と多い。これには一手間かかる。例えば手書きのラフなメモをチーム全員と共有したいとき、スマートフォンのカメラで撮影するか、複合機でスキャンするかして、画像やPDFファイルをメールに添付して送信する。保管の場合もほぼ同様だ。

 Supernote A5でメモを書けば、Wi-Fi通信機能を使って本体から直接メールで送ったり、専用のクラウドストレージにデータを保管したりできる。ファイル形式はPDFとPNGを選べる。

 打ち合わせで資料や原稿に修正指示を書き込んで共有するときも便利だ。あらかじめ資料のデータを取り込んでおけば、打ち合わせで出た修正点をその場で書き込み、打ち合わせが終わったらメールで送信すればよい。

 ドキュメントリーダーとして使っていると、アイデアがひらめくこともあるだろう。そんなときはページに切り込みを入れるようにペンを横に走らせる。すると画面が上下に分割され、ページを開いたままメモを残せる。

電子書籍を読んでいる最中にメモを起動できる
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 Supernoteはデジタル機器でありながら、その役割や使い勝手はアナログのノートに近い。調べ物やメールチェックといったインプット系の作業はスマートフォンやパソコンで行い、メモやスケッチといったアウトプット系の作業でSupernoteを使うのが効率的だろう。

 なお、日本での販売はあくまでもトライアル。Amazonマーケットプレイス以外の通販サイトや店頭での販売予定もあるとするが、日本で販売する台数はあまり多くないという。サポート窓口は日本専用ではなく、グローバルのメールサポートが日本語に対応する。

■変更履歴
公開当初、Supernoteに付属するペンを「ラッタとワコムが共同開発したスタイラスペン『東雲ペン』」としていましたが、正しくは「ラッタがワコムの技術を採用して開発した専用のスタイラスペン」です。ラッタからの申し入れにより訂正します。本文は修正済みです。[2019/08/26 23:20]
大吉 紗央里(おおよし さおり)
ライター
ライター・編集者。1984年東京都生まれ。制作会社のディレクターを経て、2015年よりフリーランス。