スマホを持たない子どもの居場所を把握する3つの方法

 子どもにスマホを持たせていない場合でも、居場所を把握する方法はいくつかある。ここでは3つを紹介しよう。1つめは自宅へのネットワークカメラの設置、2つめは見守り用デバイスの利用、3つめは子ども向け携帯電話の利用だ。

 1つめの方法は単純だ。ネットワークカメラを自宅リビングに設置して、親が外出先からスマホを使って自宅リビングの様子を見られるようにする。子どもの帰宅や外出を大ざっぱだが把握できる。筆者は自分の子どもが小学生だった頃にはこの方法を使っていた。

 2つめの方法は、GPSによる位置測位機能と携帯電話の通信機能を備えた見守り用デバイスの利用だ。ランドセルやリュックに入れておくだけで位置情報を把握できる。

Bsizeが提供する見守り用デバイス「GPS BoT」
(出所:Bsize)
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 見守り用デバイスの例が家電ベンチャー、Bsizeの「GPS BoT」だ。親のスマホに専用アプリをインストールすると、子どもの現在位置や移動履歴を確認できる。自宅や学校などのよく行く場所を設定しておくと、子どもがその場所に到着したときやその場所を離れたときに、親のスマホにプッシュ通知する機能も持つ。

 GPS BoTの場合、デバイスの代金は4800円(税別)で、月額480円(税別)で回数制限なく位置情報サービスを利用できる。契約年数の縛りはなく、親が利用する通信事業者はどこでもいい。複数のユーザーを位置検索できる「保護者」に設定できるので、祖父母など両親以外と協力した見守りも可能だ。実家に帰省したときの迷子対策で役立ちそうだ。

 3つめの方法では、NTTドコモの「キッズケータイ」などの子ども向け携帯電話を利用する。通信事業者が用意する位置情報サービスを使って、子ども向け携帯電話の位置を把握できる。あらかじめ設定した相手との通話やメッセージのやり取りも可能だ。

 位置情報だけでなく、通話やショートメッセージも必要な場合は子ども向け携帯電話を選ぶことになるだろう。価格はおよそ7000~2万円(税込み)で、2年契約の場合の基本料金は月額490~500円(税別)となる。親と子どもで契約する通信事業者を同一にする必要があり、かつ親が子どもの位置情報を確認するたびに料金がかかるというサービスが多い。こうした制約条件を契約前に確認しておこう。

鈴木 朋子(すずき ともこ)
ITライター・スマホ安全アドバイザー
ソフトウエア開発会社のSEを経てフリーランスに。SNSやアプリなどスマートフォンを主軸にしたサービスを行っており、書籍や雑誌、Webに多くの記事を執筆。スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。All About(オールアバウト)iPhone・SNSガイドも務める。著作は『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)、『今すぐ使えるかんたん文庫 LINE & Facebook & Twitter 基本&活用ワザ』(技術評論社)など20冊以上。