返却時に問題が発生!

 実際に試乗してみると、乗り心地はかなり軽快で、気温が暖かく晴れた日は気持ちがいい。電動アシスト機能のおかげで、坂道もスピートが落ちることはなく、スイスイ漕げた。バスや2、3駅分の電車移動なら、自転車に乗るほうが快適なようにも思う。

 気持ちよく移動し、返却予定のポートに到着。返却するにはサイクルポートの返却用ラックに差し込む。ただ、この日到着したサイクルポートは駐輪されている自転車の数が多く、返却用のラックが満杯。仕方なく駐輪場近くに停めて、返却手続きをしようとした。本来は、ラックに差し込んで鍵を掛け、「Enter」ボタンを押すと、パネルに「返却」と表示されるはず。だが、このときパネルに表示されたのは「駐輪場外」だった。返却ができず、ちょっとしたパニックになった。

返却予定のポート。駐輪台数が多く、返却用ラックにはまっている自転車の隙間にさらに自転車が入れられている
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このようにラックが空いていれば、ここに前輪を差し込んで駐車すればいい
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 困って自転車に記載されていたサポートセンターに問い合わせた。自転車番号を聞かれたので答えると、「○○にあるポートにいますね」との声が。自転車にGPSがついており、利用者の現在地が分かるらしい。電話口で名前と生年月日を伝えると返却手続きをしてくれた。

 どうやら、各サイクルポートには「ビーコン」と呼ばれる白い箱が設置されており、自転車と通信して返却手続きをするという。そのため、自転車がビーコンを認識すれば返却手続きができるのだが、ビーコンとの距離があると認識できずに「駐輪場外」の表示が出てしまうのだ。山口さんによると「ビーコンから半径5m以内なら反応するようになっている。その範囲内ならラックに差し込まなくても返却はできる。ただ、台数が多くてどうしてもビーコンに近づけないと返却できない場合があるので、そのときはサポートセンターに電話をしてほしい」とのことだった。

ポートに設置されているビーコン
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 いくつか迷うことはあったものの、貸出/返却方法を覚えてしまえば簡単に利用できる。ラックに差し込めなくても、ビーコンに近づけば返却できると知っていれば、次からは困ることもなさそうだ。

 快適に利用するならICカードやおサイフケータイの登録がお薦め。なお、山口さんに使い方のアドバイスももらった。利用者の多いポートを使う場合、借りようとしてポートに着いたときには自転車が全て借りられていたということもあり得る。ICカードやおサイフケータイを登録している場合でも、確実に借りたいときは、マイページからポートと自転車を指定し、開錠パスコードを発行する方法を取るといいとのこと。パスコード発行から開錠までの20分間が予約状態になるので、用途に応じて使い分けると便利だ。

出典:日経トレンディネット、2018年7月2日
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