何気ない風景から住所を特定される

 「家の道ばたに不思議なモノが落ちていた」というような写真付き投稿、よくありますよね。この何気ない写真から、あなたの現住所が特定されてしまう危険があるのです。

 私は写真から場所を特定する遊びをしている掲示板を見たことがあります。彼らは写真に写っている会社や店舗、ランドマークを探し、建物に文字が入っていれば、その文字を検索して情報を集めます。電信柱の住居表示、○○支店などの文字は重要なファクターです。特徴的な形の道路が川と交差していれば、その場所を地図で探すこともできます。

町並みの写真には場所を特定する情報がいっぱい(写真:gandh/PIXTA)
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 さらに、日が出ている時間帯なら、影の方向で撮影場所の位置が推測できます。Google EarthやGoogleストリートビューをフル活用すれば、写真と同じ景色をパソコンやスマホの画面上でいくらでも探し回ることができるのです。

 「そこまでされることはないだろう」と考える方も多いと思いますが、実際に過去の犯罪者が外を歩いている写真が週刊誌に掲載されただけで、撮影場所が特定されたことがありました。一般人のプライベートを暴くのにネットの知恵が集結することはあまりないと思いますが、「場所の特定は可能である」と考えていたほうが安全です。散歩中の愛犬を写した写真も、知り合い限定で投稿するなどの配慮が大切です。

 ちなみに、写真に位置情報や撮影条件を埋め込む「Exif」ですが、現在主要なSNSはこの情報を自動的にカットします。自分でチェックインしなければ、投稿から直接位置情報が漏れることはありません。