リツイートを通じて緩くつながり合う

 若者は、LINEよりも緩くつながり合えるツールとしてTwitterを活用する。最初はLINEを使っていたときと同様に、実際の知り合い同士でフォローし合う。そしてLINEによる直接的なメッセージのやり取りとは異なる、Twitterの機能を活用した気軽なやり方で交流していく。

 緩くつながり合うための代表的なTwitterの機能が、ユーザーの投稿内容を転載する「リツイート」と「いいね」だ。高校生は、新規の投稿よりもこれらを多用する傾向がある。

 リツイートをすると、自分または他の人の投稿を再度投稿できる。リツイートした内容は、転載者のアカウント名やコメントとともに自分をフォローしている人のタイムラインに表示される。「いいね」も同様だ。投稿者への賛意を示すだけでなく、自分をフォローしている人のタイムラインに「いいね」をした投稿内容が表示される。

 今どきの女子高生は盛大な誕生日のお祝いを好む。教室の黒板にバースデーメッセージを書いたり、お菓子を山のように積み上げたりする。こうしたお祝いの様子を撮影して「みんなありがとう」とTwitterに投稿する。この投稿を友人たちが「いいね」する。「お祝いする」という意味合いとともに、友人の幸せな様子を拡散するのだ。

 男子高校生は面白い画像や動画、GIF画像などの投稿をひたすらリツイートしていることが多い。こちらは情報共有を基に友人と盛り上がりたいという意識が強いのだろう。

 ふとした思いをつぶやいたり、返信(リプライ)のやり取りをする場合もあるが、Twitterへの基本的なスタンスは緩いつながりだ。それほど親密な関係でない相手とも、「いいね」をはじめとした気軽な方法で交流できる。高校生になって広がってきた交友関係と、お互いが傷つくことが少ないやり方でコミュニケーションを取れるのだ。

 情報収集ツールとしての側面もある。例えば芸能人の情報を集めたい場合は、公式アカウントや有名なファンアカウントをフォローする。わざわざ検索しなくとも、タイムラインさえ眺めていれば自動的に好きな芸能人の最新情報が手に入る。TwitterはSNSの中では歴史があり、公式アカウントやファンアカウントが比較的多い。これにより情報収集ツールとしての価値が高まっている。