QRコードはpixiv PAY、導入のハードルが低い

 pixiv PAYは、イラスト投稿サイト「pixiv」を運営するピクシブが提供するQRコード決済サービスだ。同人作家が数多く参加するpixivらしく、同人即売イベントでの利用を想定した決済ツールとして開発された。

 先に述べたように、最近登場した主要QRコードサービスの多くは固定店舗での利用を想定しているような状況で、個人による導入のハードルが低いQRコードサービスとしては唯一の選択肢と言えるだろう。

 登場当初は「商品QRコード(QRコードを印刷して価格表に貼り、それを購入者が読み込んで決済する)機能が無い」など機能不足を指摘する意見も多かったが、ピクシブはユーザーのフィードバックに逐次対応してアップデートを進めた。2019年春の時点において、他の大規模QRコードサービスアプリと比べて機能的に劣るところは無い。

 むしろ、クレジットカードチャージに対応したり、販売を手伝ってくれるアシスタントのスマートフォンでも決済を可能にしたりするなど、競合サービスを超える機能も備えるほどだ。決済手数料は3.6%だが、ピクシブは期間限定で無料としている。この無料期間は逐次延長されており、原稿執筆時点では2019年8月末とされている。

pixiv PAYでは、自分のブースで扱う頒布品を登録してレジアプリのように扱える
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ユーザーからのフィードバックに対応して商品QRコードの出力も可能になった
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少ない人数で対応せざるを得ない、個人サークルブースの事情にも考慮したアシスタント機能を備えている
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