曲のビートを自動分析、手拍子のパターンは無限

 苦労の末に作り上げた駆動装置により、500種類以上のセリフに応じてそれぞれパターンの異なる拍手を繰り出せるようになった。例えば「いらっしゃいませ~!」と呼び込む際には「パチ パチ パチ」と3回手拍子、「ありがとうございました~!」には盛大な拍手が送られる。

 事前のユーザーテストから必要と判断した機能は可能な限り盛り込んだ。対応シチュエーションは「店頭」モードを含め、「展示会」「会社」「飲み会」「学校」など10シーンを用意。人感センサーは前方140度の範囲を検知し、人が近づいたり離れたりするのを識別して、お客を「よってらっしゃいみてらっしゃい!」と呼び込んだり、また「ありがとうございました~!」と見送ったりすることができる。専用のiOSアプリと連携すれば、マニュアルで拍手させられるほか、三・三・七拍子や「フレーフレー!」とひたすら応援してくれるなど、35種類に及ぶパフォーマンスの設定が可能だ。

 さらにiTunes内に取り込んである音楽のビートを自動分析し、曲調に合わせて手拍子をとることもできる(マイミュージックモード)。「自動分析でどんな曲にも対応できるので手拍子のパターンは無限です」(高橋社長)。

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専用iOSアプリと連携すれば、「カスタム発話機能」で3フレーズまでセリフを録音でき、ビッグクラッピーの声に変換して再生できる。セリフと口の動きが連動する。一度タップすればあとは人感センサーで自動的に発話する

 拍手マシンの研究で作り上げたリアルな拍手音、NSCで学んだエンタメ要素、Pepperで得た最先端のロボットユーザーUX――。一つのことを極めようとする不断の努力が呼び込んだ、どこか必然とも思えるような“幸運”がようやく実を結ぶときが訪れた。満を持してローンチする究極のロボットがコレだ。

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クラウド人事労務ソフトを販売するSmartHR(東京・千代田)は、展示会で導入。ブース前に設置したところ、クラッピーに興味を持ちブースを訪れる人が後を絶たず、そのまま商談につながるケースが非常に多かったという。獲得名刺枚数は倍増した。呼び込みはビッグクラッピーに任せて負担も減らせる。「今後も展示会での重要な呼び込み要員として活用していきたいと考えています」(マーケティング・営業企画  唐澤詩織氏)(画像提供:SmartHR)