対応するワット数とケーブルに要注意

 Atom PD 1、RP-PC104ともUSB PDに準拠しており、前述の通りAtom PD 1は30ワット、RP-PC104は45ワットまでの出力に対応する。同じ「USB PD対応」なのに最大出力が異なる点は注意が必要だ。

 一般にUSB PD規格は5ボルト、9ボルト、15ボルト、20ボルトの4種類の電圧に対応し、電流は15ボルト以下なら3アンペア、20ボルトなら5アンペアまで対応する。どの電圧、電流の組み合わせに対応するかは製品ごとに異なる。現在市販されている製品でも最大出力は15ワット、18ワット、27ワット、30ワット、36ワット、45ワット、60ワット、100ワットなどと多様だ。利用できる電圧と電流の組み合わせは製品に記載されているので、購入前に確認しておこう。

供給できる電力は充電器によって異なる。購入前に確認しておきたい
(撮影:スタジオキャスパー)
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 USB PD対応充電器を選ぶときは、充電したいデバイスの電源仕様(付属するACアダプターの電源仕様)をよく調べて、同等以上の出力を持つ製品を選ぶように心掛けたい。45ワットのACアダプターが付属するUSB PD対応パソコンならば、できれば最大出力が45ワットかそれ以上の充電器を選択した方がいい。最大出力30ワットのUSB PD対応充電器を接続すると、充電に時間がかかる。

 最低限必要な入力電力が決まっていて、出力の小さい充電器では充電できないデバイスもある。必要な入力電力はデバイスメーカーのWebサイトでも公開されていないことが多い。デバイスの電源仕様より小さい出力の充電器を使うなら、何ワット以上の入力があれば充電可能なのか、メーカー側に確認した方がいい。

 充電ケーブルにも注意が必要だ。今回取り上げた2製品には充電用のUSB-Cケーブルが付属しないので、別途購入する。

 ケーブルを購入する場合は、USB PDに対応した製品にする。USB PDに対応していないと、従来のUSBが対応する5ボルトでの電力供給しかできない。USB PD対応ケーブルであっても、対応可能な電圧や電流の上限は製品によって異なる。購入前にWebサイトや製品パッケージなどを見て、対応する電圧や電流を確認しよう。

エレコムのUSB PD対応ケーブル「USB3-CC5P10NBK」。パッケージに20ボルト/5アンペア(100ワット)に対応していることが明記されている
(撮影:スタジオキャスパー)
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