ノートパソコンやスマートフォンのため充電器を持ち歩くビジネスパーソンは少なくないだろう。充電器の悩みは大きくてかばんの中で邪魔になり、重くて肩が凝ることだ。ノートパソコン用、スマートフォン用で別々に持っているとなおさらである。こうした悩みを解決するのが、窒化ガリウム(GaN)半導体を使用したUSB Type-C(USB-C)充電器だ。

 GaNを使う新しいタイプの充電器は2018年末に登場し始めた。GaN半導体は従来のシリコン半導体に比べて電力損失と発熱量が小さく、充電器の中核となる「電力変換器」を小型化・軽量化できる。大きさも重さも従来の約半分になった製品が多い。

 新型の小型充電器は給電用ポートとしてUSB-C端子を搭載し、急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD)」に対応している。供給できる最大電力が大きく、適切な出力のものを購入すればUSB-Cに対応したスマートフォンの充電もノートパソコンの充電もこれ1つで済む。

 今回はGaNを使用したUSB PD充電器のうち、代表的な中国アンカー(Anker)の「PowerPort Atom PD 1」と中国サンバレー・グループ(Sunvalley Group)がRAVPowerブランドで販売する「RP-PC104」を取り上げ、使い勝手と選び方のコツを紹介しよう。

GaNを使ったUSB PD対応充電器、Ankerの「PowerPort Atom PD 1」(右)、RAVPowerの「RP-PC104」(左)
(撮影:スタジオキャスパー)
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