相手の言動にイラッとして、思わず声を荒げてしまった――。仕事でもプライベートでも、こんな経験は誰しもあるでしょう。

 逆に、苦言を呈したいことがあっても相手に言いにくい、というケースもよくあります。口に出してしまうことによって関係性が崩れることを懸念し、ぐっと言葉を飲み込むことも少なくないでしょう。

 相手を怒鳴るのでなく、また自分が我慢するのでもなく、自分の言いたいことを相手に上手に伝えるにはどうしたらよいのか。ここでは具体的な状況を題材に、コミュニケーションの技術を解説します。NPO法人コミュニケーションプロスペリティの豊田倫子代表理事への取材を基に構成しました。

 今回取り上げるのは、職場でありがちな状況です。

忙しいときに、同僚が話しかけてきた
Aさんは、締め切りが迫った作業を仕上げるために仕事に集中していました。そんなとき、隣席の同僚であるBさんが、仕事とは関係のない話をしてきました。Bさんは、話し始めるとなかなか終わりません。早く切り上げたいのですが、どうしたらよいでしょう。

 あなたがAさんなら、Bさんにどのように伝えますか。状況を想像しながら考えてみてください。

 解説は、次のページです。