騒がしいカフェでは録音レベルを下げる

 社外での打ち合わせにカフェを利用する場合もあるだろう。カフェの環境は入ってみないと分からない。周囲の会話が思った以上にうるさかったり、空調の近くで「ゴォー」という音がしたり、重低音のBGMが鳴り響いていたりすることがある。こうしたカフェで数人の談話を録音するには、何に注意すればいいのか。

 「数人の談話」という状況だけを考えると、シーン設定は「商談」に相当する。多くの場合はこの設定が最適になるが、明らかに周囲が騒がしい場合には個別の設定をした方がいい。具体的には、「録音レベル」を「低」にして、さらに低音域のノイズをカットする「ローカットフィルター」を「オン」にする。

カフェのような周囲が騒がしい場所では、録音レベルを「中」から「低」に変える
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 機種によって違いはあるが、オリンパス製品ではシーン設定が「商談」の場合、録音レベルは「中」、ローカットフィルターは「オフ」になる場合が多い。この設定のままだと、周囲が騒がしいカフェでは打ち合わせの音声が周囲の音に埋もれてしまう可能性がある。

 録音レベルを「低」にすると、小さい声や遠くの音はきれいに録音できなくなる。ただ周囲が騒がしい場所では、打ち合わせの声も大きくなるので、録音レベルを「低」にしてもそうそう問題は起こらないはずだ。心配であれば、テスト的に数秒間録音してみるといいだろう。

 なお、周囲が騒がしい場所で録音レベルを「オート」にするのはやめた方がいい。他人の会話やBGMまで明瞭に拾ってしまう可能性がある。つまり、録音シーンが「会議」になっていると、きれいに録音できない可能性があるので注意しよう。

 ICレコーダー本体の再生機能で、音声だけをきれいに聞き取る方法もある。オリンパス製品の中級機以上では、異なる音量で録音された音声を聞きやすい音量に自動でそろえて再生する「ボイスバランサー」や、音声以外のノイズをカットして人の声を聞きやすくする「ノイズキャンセル」といった機能を搭載している。再生時に聞きづらいと感じたら、これらの機能を試してみるのも手だ。

ICレコーダーで再生する場合、「ノイズキャンセル」を設定できる。録音状態が悪いときには試してみる価値あり
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