プロセッサーはミッドレンジだが普段使いには十分

 プロセッサーは米クアルコム(Qualcomm)の「Snapdragon 670」で、メモリーは4Gバイト、ストレージは64Gバイトだ。外付けのメモリーカードは利用できない。Snapdragon 670はミッドレンジ向けで、Pixel 3が搭載するハイエンド向けのSnapdragon 845より処理性能が劣る。

 ただ、SNSやWebブラウザー、メールなどのアプリを使う範囲では処理性能の違いを実感できなかった。3Dグラフィックスを駆使した重い処理のゲームを遊ぶには物足りないかもしれないが、一般的な使い方をするのであれば十分間に合いそうだ。

SIMカードスロットは上位のPixel 3シリーズと同じく1つ
(写真:スタジオキャスパー)
[画像のクリックで拡大表示]

 OSは最新の「Android 9.0 Pie」を搭載する。Pixel 3シリーズと同じくGoogle純正のスマートフォンなので、メーカー独自のカスタマイズが施されていないピュアなAndroidを利用できる。

 また、Googleが提供する最新サービスや機能をいち早く体験できる。例えばGoogleカメラアプリには、アップデートにより、通常の動画からタイムラプス動画(長時間撮影した映像のコマを落とすなどして再生時間を縮めた動画)を生成する機能が追加されたが、この機能も既に利用できる。

必要な部分を抜き出した“使える”ミッドレンジモデル

 Pixel 3aシリーズは、有機ELディスプレー、優れたカメラ機能、FeliCa対応でおサイフケータイ機能が使えるなど、価格を下げつつもPixel 3シリーズの主要な機能はほぼ引き継いでいる。さらにPixel 3シリーズで省略されたイヤホンジャックを搭載するなど、実用性の高いミッドレンジクラスのスマートフォンに仕上がっている。

 それでいて、価格はPixel 3シリーズの約半額だ。コストパフォーマンスの高さは大きな魅力となる。「グーグル純正のスマートフォンが欲しいが、Pixel 3シリーズは高くて手が出ない…」と嘆いていた人にピッタリの製品だろう。

湯浅 英夫(ゆあさ ひでお)
ライター
元ジャズミュージシャンのライター。PC、スマホ、ネットサービスなどIT関連を中心に執筆しつつ、たまにウッドベースやエレキベースを弾いている。音楽の守備範囲はジャズから古いソウル、ロック、AOR、MPBまで雑食。ジャズと楽器には少しうるさい。