学校生活の必需品になったLINE

 今どきの中高生にスマホを持たせずに学校生活を過ごさせるのは難しい。内閣府が2019年3月に発表した「平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生の35.9%、中学生の78.0%、高校生の99.4%が自分専用のスマホを持っている。

 親との共用でスマホを使っている小学生が57.1%と過半数いることから、小学生のうちは親のスマホでアプリやサービスを楽しみ、中学生になってから自分専用のスマホを持つケースが多いことが分かる。部活動や塾などで子供が1人で夜遅くまで行動する機会が増える、中学生になったタイミングでスマホを持たせる家庭が多いようだ。

スマートフォンの専用・共用の状況
(出所:内閣府「平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」)
小学生(345人)中学生(736人)高校生(843人)
自分専用のものを使っている35.9%78.0%99.4%
親と共用で使っている57.1%18.5%0.2%
親と共用でなく、兄弟・姉妹と共用5.2%1.8%0.2%
その他1.4%1.0%-
わからない0.3%0.8%0.1%

 そして、相手が家族であれ友人であれ、連絡ツールとして最も使われるアプリといえばLINEだ。LINEデビューをした子供は、最初は家族でLINEグループを作る。徐々に友人ともアカウントを交換し、「クラスLINE」や「学校LINE」などのLINEグループにも参加するようになる。

 最近の学校では、部活のLINEグループが存在する場合も多い。予定やあした持っていく物の連絡などはLINEで共有される。LINEを使っていないと友人たちが電話で連絡する必要がある。面倒なので、LINEを使ったほうが手っ取り早いと考えるようになる。

友人とメッセージをやり取りし過ぎる

 学校生活の必需品になったLINEだが、保護者は子供がLINEを使う姿を見ると「大丈夫だろうか」と漠然とした不安を覚えるもの。すぐ目に付くようになるのは「使い過ぎ」だ。学校の友人とLINEグループでつながると、当然ながら会話が盛り上がる。

学校の友人とつながったLINEグループは会話やスタンプのやり取りで盛り上がる(筆者作成)
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 ここ数年は写真共有SNS「Instagram」も人気が急上昇している。特に人気があるのが、短い動画や写真を気軽にシェアできる「ストーリーズ」という機能だ。コンテンツは投稿してから24時間後に自動消滅するのが特徴で、中高生は日常のたわいもない出来事を共有している。ストーリーズへの投稿をきっかけに、メッセージのやり取りが延々と続くこともある。