働き方改革の一環で、テレワークを推進している職場も多いだろう。テレワークで強力な道具になるのが、コンビニエンスストアに置かれている複合機だ。一般に「マルチコピー機」と呼ばれる。

シャープ製のマルチコピー機「MX-3610DS」。コピー、普通紙プリンター、スキャナー、FAX、昇華型プリンター、Wi-Fiルーター、各種メディアリーダー、NFCリーダーなどを内蔵している
(出所:シャープ)

 マルチコピー機は著しい進化を遂げている。コピー、プリント、スキャンといったオフィスの複合機の機能に加えて、業界紙や全国の地方紙、住宅地図などのコンテンツ販売、住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書の発行といった機能を持つ。

 カフェでのテレワークをはじめ仕事での外出中は、マルチコピー機が大いに役立つ。例えば客先への移動中に資料の不備を見つけた場合、ノートパソコンやスマートフォンによって修正し、近くのコンビニのマルチコピー機でプリントすればよい。

 プライベートでも、証明写真のプリントや住民票の写しの発行などがコンビニでできるのは便利である。

 マルチコピー機の多様な機能を知っておくと、仕事やプライベートで役立つこと間違いなしだ。今回は、仕事向けのプリント機能とスキャナー機能に絞って解説する。どちらの機能も、利便性を追求した結果、複数の利用方法が提供されている。知られざる利用方法もあり、使いこなすには意外と奥が深い。

 なお大手コンビニ3社では、マルチコピー機のメーカーが異なる。ファミリーマート(ファミマ)とローソンはシャープ製で同一と考えてよい。セブン-イレブンは富士ゼロックスの製品を導入している。シャープと富士ゼロックスのマルチコピー機はだいたい同じような機能だが、操作画面や一部の機能は異なる。この記事では、シャープ製と富士ゼロックス製の両方を対象とする。

ファイルの受け渡し方法は5つ、うまく使い分けよう

 シャープと富士ゼロックスのマルチコピー機はどちらも、Microsoft Officeファイル、PDFファイル、JPEGファイルをプリントできる。マルチコピー機に対象ファイルを受け渡す方法はそれぞれ複数用意されており、合わせて次の5つがある。順に説明しよう。

  1. 専用クラウドサービスの利用
  2. 専用ドライバーソフトの利用
  3. LINE@アカウントへの送信
  4. 記録メディアの接続
  5. スマホのWi-Fi接続