複数台を設置すると不思議な音楽体験ができる

 LSPX-S2は複数台を同時に使う機能を搭載している。Bluetooth接続だと最大2台まで、Wi-Fi接続時は最大10台まで、1台のデバイスに接続して音楽を再生できる。この機能を使うと、広い部屋でも迫力のある音を鳴らせるうえ、他の製品ではなかなか味わえない独特の面白い聴こえ方がする。

 7台のLSPX-S2を広い部屋のあちこちに設置し音楽を再生する、というデモンストレーションをソニーが実施した。これを体験したところ、ステレオ感のあるサウンドなのに、どこから音が聴こえてくるのか分からない、部屋の中を歩き回ってみても同じような音の聴こえ方が続く、という全身が音に包まれるような不思議な感覚を味わった。

 部屋のあちこちにあるLSPX-S2から音が出ているのは分かっているのに、それら全てから同じ広がりのある音が聴こえてくるため、自分の耳がだまされるのだろう。

LSPX-S2を複数使うと、不思議な音楽空間を作れる
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 LSPX-S2を個人で何台も購入するのは現実的ではないと思うが、こぢんまりしたカフェで店内のあちこちにLSPX-S2を設置して音空間を演出するなど、商用で使うのも面白そうだ。

高音質なコーデックに対応

 機能については、激戦区となっている4万円前後のワイヤレススピーカーにふさわしいものを搭載している。

 Bluetoothオーディオ機器では、対応コーデック(音声圧縮アルゴリズム)が音質を左右する重要な要素になる。LSPX-S2は標準的に広く使われているSBC(Subband Codec)のほか、高音質なコーデックとして普及が進むAAC(Advanced Audio Coding)やLDACにも対応している。外部音声入力端子があり、音楽プレーヤーと有線で接続することも可能だ。

底の部分はファブリック。充電用のmicro USB端子、外部のプレーヤーを接続する音声入力端子、電源ボタンやボリュームボタンなどがある
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底面にはスマートフォンとのペアリングに使うNFC、明るさの調整ボタン、スリープタイマーボタンなどが付いている
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 底面にはNFC(Near Field Communication)を搭載し、スマートフォンを近づけるだけで手間なくペアリングができる。また、定額制の音楽配信サービス「Spotify」のプレイリストをスマートフォンを使わずに呼び出して再生できる「Spotify Connect」にも対応している。