実は、現在のInstagramで若者の投稿頻度が高いのは、フィードよりもむしろストーリーズだ。女子中高生は特に顕著である。

 これを裏付けるデータがある。女子中高生の調査を手掛けるGMOメディアのプリキャンティーンズラボが2018年9月に発表した、「Instagramに関する調査」である。

 この調査の中に「タイムライン(フィード)とストーリーズのどちらによく投稿するか」という質問がある。女子中高生の回答はストーリーズが41.8%に対し、タイムライン(フィード)は15.4%。ストーリーズへの投稿がフィードを大きく上回った。

 「どちらをよく閲覧するか」という質問でもストーリーズが30.9%、タイムライン(フィード)が17.2%。やはり、ストーリーズがフィードを上回る。

Instagramのタイムライン(フィード)、ストーリーズのどちらによく投稿するか(n=1192、単一回答)
(出所:プリキャンティーンズラボ byGMO)
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 公式発表されている数字からも、ストーリーズの人気が見える。フェイスブック ジャパンの2018年11月の発表によると、国内の日間アクティブユーザー(DAU)の70%はストーリーズを使っているという。投稿数は2016年からの2年間で20倍に増加し、1日当たり700万件の投稿(シェア)があるとしている。

今を共有できれば、それでいい

 ストーリーズには静止画または動画を投稿できる。静止画は写真に文字を入れたり、自撮りした写真に動物の顔のような加工を入れたりできる。テキストだけの静止画の作成と投稿も可能だ。

 動画は最大で15秒。シャッターボタンを長押しするだけで撮影して投稿できる。これは最近流行しているショートムービー型SNSの一般的な操作方法といってよい。動画には逆再生やループ再生などの加工も施せる。

 女子中高生はストーリーズに、日常の何でもない出来事を投稿していることが多い。インスタ映えのような意識は、そこにはない。「アルバイトに行きたくない」という文字だけを投稿したり、休み時間に友達とふざける様子を動画にしたりと、言ってしまえば、残す必要がない自分の今の思いや出来事を、1日に何回も投稿しているわけだ。

文字を投稿したInstagramのストーリーズ
(アイコン画像出所:123RF)
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