「スクショ」という言葉をご存じだろうか。スクリーンショットの略で、スマートフォンなどの画面を画像として保存することだ。言葉自体は以前からあるが、今どきの若者のネット文化を読み解くうえで、大事なキーワードになっている。

 2018年12月にTwitterのあるつぶやきが話題になった。それは「友人や妹がサイトの情報を送ってくるとき、スクショで送ってくる。若い人たちはURLの概念を知らないのではないか?」といった内容だ。

 中でも10代の若者はスクショを多用する。Twitterを使っていると、Webページの画面がそのまま貼り付けられたツイートを見かけることがある。Webページを紹介するとき、URLをツイートするのではなく、スクショを送ってくる。

 これはTwitterだけの現象ではない。若い世代とLINEでメッセージを交わしていると、同じようにWebページのスクショを送ってくる人が多い。筆者の身近なところにもいた。

スクショを貼り付けたLINEのメッセージ
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 筆者には2人の娘がいる。そのため、スクショとよく遭遇する。中学生である下の娘は、部活で必要な用具を買ってほしいと母である筆者に頼むとき、LINEにネット店舗のページのスクショを貼り付けて送ってくる。いちいちネット店舗を探して検索するのは面倒なので商品ページのURLを送ってきてほしいと思うのだが、彼女にとってはURLではなくスクショで送る方が自然なのだ。

 URLを知らないわけではない。「URLを知っているか?」と聞いてみたところ、「知ってるよ。スマホ画面の上の方に出ているものでしょ」と、Webブラウザーのアドレス欄を指さした。また、「YouTubeの動画はLINEで友達に送るよ、ボタンで」とも話していた。面白いYouTube動画があったら、アプリの「シェア」ボタンで共有するそうだ。そのとき、動画のURLが表示されていることも知っていた。

 ドメイン名といった知識はなかったが、URLがインターネット上の住所のようなものであることは分かっている。それでもURLをコピー&ペースト(コピペ)して誰かに送ったことはないという。