「ギガが足りない」友人への思いやり

 もう1つ、若い世代がURLのコピペをしたがらない切実な事情がある。筆者の上の娘は大学生。彼女はURLを知っているし、コピーして友人にシェアする方法も理解していた。それでも原則として、URLでのシェアはしないようにしているとのことだった。

スクショを多用する背景には、友人への思いやりがある
(出所:PIXTA)
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 なぜかというと「ギガが足りない」からだ。某携帯電話会社のコマーシャルで有名になったが、若い世代は1カ月のデータ通信量の残りのことを「ギガ」と呼ぶ。ギガとは「GB(ギガバイト)」のこと。つまり、データ量の単位なのだが、若者の間ではいつの間にか「ギガが減る」「ギガが足りない」といった具合に、データ通信量の残りを指す言葉になっている。

 スマホのヘビーユーザーである若い世代の多くは、月末が近づくと料金プランで決められたギガを使い果たし、通信制限に引っかかって低速な通信を余儀なくされる。大学生の娘は「通信制限がかかった状態だと、URLをタップしてリンク先を読み込むのは遅くて耐えられない。SNSに貼り付けた画像なら、我慢できる程度の速さで見られる」と言っていた。

 友人の中にギガを使い果たしている人がいると、URLのコピペではその人だけ情報をシェアしにくくなってしまう。逆に自分がギガ不足の立場になる可能性もある。そこでお互いに、画像でやりとりすることになっている。