「古いITをいまだに使っている企業は、今やITが会社そのものであることに気づいていない」。

 米オバマ政権で2015年から2年間、連邦政府のCIO(最高情報責任者)を務めた経験を持つトニー・スコット氏は、ビッグデータ分析のサービスやコンサルティングを提供する米テラデータが2018年10月14~18日に米ラスベガスで開いた年次イベント「Teradata Analytics Universe 2018」で、このように切り出した。

 時代後れのITを使って顧客が満足するサービスを提供できない企業は、自分達の効率だけでなくブランド価値を落とすというわけだ。「ビジネスがBtoCであろうとBtoBであろうと、会社のイメージはITによる顧客のエクスペリエンス(経験)のレベルで決まるといっても過言ではない」(スコット氏)。

 スコット氏は公的機関だけでなく、米ウォルト・ディズニー、米マイクロソフト、米ヴイエムウェアなど、米国の一般企業とIT企業でもCIOの要職を歴任し、「米国のCIO」とも呼ばれる人物だ。米ゼネラルモーターズではCTO(最高技術責任者)を務めた。サイバーセキュリティーやクラウドコンピューティングに早期から取り組み、連邦政府ではデジタルガバナンスの確立や官民の連携にも力を注いだ。現在はコンサルティング会社の米リッジ-レーン リミテッド パートナーズに所属している。

元米連邦政府CIOのトニー・スコット氏。米ウォルト・ディズニー、米ゼネラルモーターズ、米マイクロソフト、米ヴイエムウェアなど、米国の一般企業とIT企業でもCIOなどを務めた経歴を持つ

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