日本教育工学協会(JAET)は2018年11月9日~10日、「第44回 全日本教育工学研究協議会全国大会 川崎大会」を開催した。市内の公立学校における公開授業をはじめ、ICT活用教育に関する研究発表やシンポジウムなどが行われた。公開授業は市内の小・中・高等学校と支援学校で実施された。ここでは、中高一貫校としてさまざまな教科でICT活用教育に取り組む川崎市立川崎高等学校と同付属中学校の授業をリポートしよう。川崎高等学校はパソコンのBYOD(個人所有端末の持ち込み)を基本とし、同付属中学校は1人1台体制を整えている。

 川崎高等学校付属中学校は、パナソニック教育財団の特別研究指定校として、「未来をLEADする人材育成のためのカリキュラムマネジメント」を研究テーマに助成を受けた。研究テーマの中核は、問題解決能力、ICT活用能力、ダイバーシティコミュニケーション能力という3つの能力の育成だ。今回の公開授業でも、そうした目的に沿った授業展開が見られた。

ロボットのアームの動きを検討しながらブロックを組む生徒たち
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 例えば、技術の授業では「教育版 レゴ マインドストーム EV3」を使って、自律的に動くロボットを製作した。センサーで通り道を検知しながら走行し、アームを使ってモノを動かしたりする。生徒たちは4人ほどのグループになり、ブロックを組み合わせてロボットを作り、プログラミングする。ロボットを試走させると、なかなか思い通りに動かず、すぐにプログラムを手直しして再挑戦する。こうした試行錯誤のプロセスは問題解決能力の育成につながりそうだ。

黒い線をセンサーで検知しながら正しいルートを走行するようにプログラミングする。テストと改良を繰り返しながら問題を解決していく
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