小屋裏などの界壁施工不備、外壁の大臣認定不適合、天井部の耐火性能不足――。2018年4月以降、相次いで発覚したレオパレス21の施工不備問題を受けて、国土交通省は19年12月13日、同社に所属する1級建築士3人の免許を取り消した。一連の問題で行政処分が下されたのは初めて。国交省は継続して違反建築物の実態把握に向けた調査を進める。

2018年から相次いで施工不備が発覚したレオパレス21。一連の問題を受けて国土交通省は19年12月13日、同社に所属する1級建築士3人の免許を取り消す処分を下した。同社に対して行政処分が出たのは今回が初めてだ(写真:日経アーキテクチュア)
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 国交省は処分の対象となった3人について、管理建築士で技術的事項を統括する立場にありながら工事監理を十分に行わず、違反建築物を多数現出させたと説明。うち2人が関わった案件については、虚偽の確認申請が行われたと指摘した。3人が関与した違反建築物は10府県で62棟に上る。

 処分を受けた3人の中には、商品技術統括部長(18年4月1日時点)や設計管理部長(19年10月1日時点)といった要職に就いていた建築士もいる。同社は今回の処分について、「個人に対して下された処分だが、会社に対して下された処分と受け止めている。このような事態を二度と発生させないようにコンプライアンス体制を強化するとともに、法令を順守し、適切な業務を行っていく」とコメントした。

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