古市徹雄氏
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 建築家の古市徹雄氏が2019年11月11日、都内の病院で死去した。享年71歳。長年、腎臓を患っており、体調が悪化したここ数年は、人前に出ることがほとんどなかったという。代表を務めていた古市徹雄都市建築研究所はすでに解散している。

 同じ時期に丹下健三・都市・建築設計研究所に勤め、一時期は設計事務所アーキテクトファイブを共同経営した堀越英嗣氏(芝浦工業大学建築学部長教授、堀越英嗣ARCHITECT5代表)は、「常に前向きで、人前で決して弱音をはかない人だった。去り際も古市さんらしい」と語る。

 古市氏は1948年福島県生まれ。73年早稲田大学理工学部建築学科を卒業。卒業設計最優秀賞「村野藤吾賞」を受けた。

 75年、同大学大学院理工学研究科修士課程修了後、丹下健三・都市・建築設計研究所に入所。約10年間にわたり、丹下氏の海外でのプロジェクトをサポートし、86年に退所。堀越英嗣氏や川村純一氏、松岡拓公雄氏とアーキテクトファイブを共同主宰した後、88年に古市徹雄都市建築研究所を設立した。2001年~13年には千葉工業大学教授を務めた。

西海パールシーセンター(1994年竣工)(写真:日経アーキテクチュア)
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 主な受賞歴は、1995年日本建築家協会JIA新人賞「西海パールシーセンター」、2005年日本建築学会作品選奨「栃木県なかがわ水遊園」、2006年日本建築学会作品選奨「六花亭真駒内ホール」など。そのほかのプロジェクトに、「棚倉町文化センター」(1995年竣工)、「ハイテクプラザ会津若松技術支援センター」(2001年竣工)、「鹿児島県姶良町体育館」(2005年竣工)、「宮畑遺跡史跡公園体験学習施設」(2015年竣工)などがある。

栃木県なかがわ水遊園(2001年竣工)(写真:寺尾 豊)
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六花亭真駒内ホール(2002年竣工)(写真:寺尾 豊)
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