シェルター(山形市)は、一般流通するムクの国産木材を主要構造に用いた7階建てビルの建築に着手した。自社で技術開発した耐火被覆部材「COOL WOOD(クールウッド)」を採用、荷重支持部材にスギやカラマツのムク材を用いて部材を製造する。東北地方の地域産材を積極的に採用する方針で、2020年5月に着工する予定だ。

「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」の完成予想パース。前面にガラスカーテンウオールを用い、COOL WOODの表面材を現しにする(資料:シェルター)
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 建築計画は「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」。建設予定地はJR仙台駅の東口ロータリーに接する245.39m2の用地で、発注者はこの土地の所有者だ。設計・施工をシェルターが受注した。

 建物用途は店舗、事務所、専用住宅。建物は地上7階建てで、最高高さ26.52m、延べ面積1029.40m2となる予定。主要構造をムクの一般流通材のみとした高層建築物は国内でまだ実施例が無く、完成すれば国内第1号となる。21年春の完成を目指す。

 建物は建築基準法に従い、1階から3階までを2時間耐火構造、4階以上を1時間耐火構造とする。COOL WOODは木製の荷重支持部材を石こうボードなどで被覆した部材で、最大3時間耐火構造の国土交通大臣認定を取得している。

COOL WOODの概要。木製の荷重支持部材の周りを石こうボードで覆い、木の表面材で仕上げる。表面材が燃えしろとなり、さらに石こうボードで熱の伝導を遅らせる(資料:シェルター)
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