住宅会社のロジック(熊本市、資本金2000万円)は、人工知能(AI)を活用した注文住宅の営業支援システムを開発した。顧客と契約を結ぶまでの営業プロセスを5段階に分け、各段階をクリアしたか否かをAIシステムを使って自動判定する。

 2019年中は社内で試験運用を重ね、20年から本格的に社内で運用し、年内にシステムの外販も始める予定。ボリュームライセンス(複数台のライセンスをひとまとめにしたもの)で1年ごとに使用料を徴収する形で販売する。

 同社では顧客との契約に至るプロセスを、(1)顧客の予算の確認、(2)工期の確認、(3)同居家族などの意思確認、(4)競合他社の有無の確認、(5)土地選びの確認の5段階に分け、営業部長が個々の住宅の進捗を把握する体制を採っている。

ロジックは顧客との契約に至るプロセスとして上記の5段階を社員に明示し、営業部長などの管理職が進捗状況を管理していた。しかし、正確に進捗状況を把握している管理職と、大まかにしかチェックできない管理職との間でばらつきがあった。新開発のAIシステムは、顧客と営業担当者の会話内容を分析し、どの段階まで進んでいるかを自動で判定する(資料:取材を基に日経 xTECHが作成)
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 同社の吉安孝幸社長によると「個々のプロジェクトの進捗状況を正確に把握している部長と、大まかにしかチェックできない部長との間でばらつきがある。そのばらつきを解消することがシステム導入の狙いだった」と説明する。

 見込み客が訪れる社内のショールームに、録音用のマイクを設置。顧客の同意を得たうえで、顧客と営業担当者の会話を全て記録する。会話記録を音声認識ソフトでテキストデータに変換。会話内容を分析し、5段階のどのステップまで進んでいるかをAIシステムが自動で判定する。これによって営業部長による判断のばらつきを解消し、確認不足による営業活動の手戻りを減らす。

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