これは駅か、郵便局か――。日本郵便とJR東日本は2019年8月23日、JR内房線の江見駅(千葉県鴨川市)の既存の駅舎を取り壊し、代わりに駅窓口業務を担う郵便局を建設すると発表した。郵便局内に駅窓口を設置するのは日本初だ。郵便局と駅を一体化して、利用者の利便性を高める。完成は20年8月の予定だ。

郵便窓口と駅窓口を併設する「江見郵便局」の外観イメージ(資料:JR東日本)
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江見郵便局の内観イメージ(資料:JR東日本)
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 現在のJR江見駅は1日当たり80人が利用する無人駅。既存の駅舎の隣に江見郵便局を建設する。駅から70mの位置にある同郵便局が移転する形だ。JR東日本は、乗車券の販売や清掃業務などを日本郵便に委託する。JR東日本広報部は「19年7月からやめていた有人の駅窓口を復活させて、駅利用者の利便性を高める」とする。駅窓口業務の委託料や建設費などは公開していない。

 江見駅の利用者は江見郵便局内の改札を通って出入りする。局内の待合室やトイレも使用できる。同駅では上下各線に1時間当たり1本程度の電車が発着する。その待ち時間に郵便サービスを利用できる。日本郵便経営企画部広報室は、「今まで当郵便局を利用していなかった人との交流が生まれる」と期待する。

 郵便窓口では一般的な郵便局と同様に、郵便や貯金などのサービスを提供する。同郵便局には3人の局員が勤務しているが、移転に伴う増員などは決まっていない。

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