日本のスマートシティーの代表例として必ず名前が挙がる、千葉県柏市の「柏の葉スマートシティコンソーシアム」。この組織が2019年度から21年度にかけて行う実証実験の計画を公表。「モビリティ」「エネルギー」「パブリックスペース」「ウェルネス」の4分野に焦点を定めた。

柏の葉スマートシティコンソーシアムの概要と重点強化ポイント(資料:国土交通省)
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 そして、これら4つを街全体でつなぐ鍵を握るのがIoT(モノのインターネット)である。中でも柏の葉で注目したいのは、IoTの有力な実現手段の1つと目される「LPWA(ロー・パワー・ワイド・エリア)」を、各種サービスの中核技術に位置付けていることだ。

 LPWAは「低消費電力・長距離通信」の意味。IoTには欠かせない無線通信の本命とみられている。現在は複数の規格が乱立している状態だ。

 そんな中、三井不動産はLPWAの1つであるオープンな規格「LoRaWAN」を使ったIoTプラットフォームの構築に乗り出している。LoRaWANに詳しいセンスウェイ(東京都中央区)と18年6月に提携。つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅を中心にした周辺エリアに、IoTネットワークを構築中である。

柏の葉スマートシティの主な施設。手前の白い建物が、つくばエクスプレスの「柏の葉キャンパス駅」。その奥がショッピングセンター「ららぽーと柏の葉」。屋上に太陽光パネルが見える。右手の線路沿いにある、茶色で高い方の建物がLoRaWANのアンテナが立つ「三井ガーデンホテル 柏の葉」が入居するビル(写真:三井不動産)
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 18年には、柏の葉のエリア内にある「三井ガーデンホテル 柏の葉」(運営は三井不動産グループ)の屋上に、LoRaWANのアンテナを設置済みである。

三井ガーデンホテル 柏の葉の屋上に設置したLoRaWANのアンテナ(写真:三井不動産)
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