三井不動産レジデンシャルがサービス付き高齢者住宅(サ付き住宅)の事業に本格的に乗り出した。その第1弾となるのが、京王井の頭線・浜田山駅から徒歩10分ほどの住宅街に完成した「パークウェルステイト浜田山」だ。2019年2月に竣工し、6月から本格的に入居者の募集を開始した。3年以内の満室稼働を見込む。同社は今後、首都圏と京阪神エリアを中心に、総戸数300~400戸規模で様々な価格帯のサ付き住宅を年間1、2棟のペースで供給していく考えだ。

「パークウェルステイト浜田山」北側外観。敷地はNTTの社宅跡地。外壁はせっ器質タイル張り。エントランスの左手に、「むらい浜田山クリニック」を併設している(写真:三井不動産レジデンシャル)
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南西向きのB1タイプ居室内観。車椅子利用への配慮、生活リズムセンサーやカードキーの導入による見守り機能などを完備。都心高級マンション並みのハイグレード仕様としている(写真:三井不動産レジデンシャル)
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 パークウェルステイト浜田山の規模は、地下1階・地上3階建てで、総戸数70戸。構造は、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造だ。設計は日建ハウジングシステムが手掛けた。

 開発のコンセプトは、「一人ひとりが自由で豊かな暮らしを楽しむ」。ターゲットは、活動的で趣味などに時間を費やす、入居時年齢75歳から80歳を中心とするシニア富裕層だ。

南西側外観。南棟は扇形に配置して、手前に緑地帯を設けている(写真:三井不動産レジデンシャル)
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 設計を担当した日建ハウジングシステム設計監理部チーフデザイナーの須崎正裕氏は、プランの特徴を次のように語る。「シニア富裕層向けの住まいであることを意識し、一般的な分譲マンションなどと比べて、共用施設が占めるスペース比率を高くしている。加えて、入居者の生活に安らぎを与える要素をふんだんに盛り込んだ」

 エントランスラウンジやプライベートダイニングは、四季を感じさせるデザインとし、万葉集から引用した季語をテーマとしたアートなどを飾る。須崎氏は、「どこにいても自然を感じるような建物にした」と説明する。

ガーデンと一体的に配したエントランスラウンジ。天井の照明部分に、サクラや紅葉など、四季をモチーフとするシルエットが浮かび上がるようにした。左手は錫(すず)のアート。サクラやススキなど四季のモチーフを設えた(写真:三井不動産レジデンシャル)
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