米国ニューヨークのマンハッタン、ハドソン川沿いの再開発地区に新たな複合文化施設「ザ・シェッド(The Shed)」が誕生した。設計したのは、ニューヨークの設計事務所ディラー・スコフィディオ+レンフロ(DS+R)。DS+Rは、廃線を活用した空中庭園で、今やニューヨークで人気の観光スポットとなった「ハイライン(High Line)」のリノベーションを手掛けたことでも知られる。ザ・シェッドは、19年4月5日にオープンを迎えた。総工費は約4億400万ドル(約436億円)に上る。

敷地南の30丁目側から見た「ザ・シェッド」の夕景。右手にある鉄骨とETFEで覆われたシェルがスライドすると、建物の形が変わる(写真:Iwan Baan、The Shed)
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6つの大型車輪でシェルが動く。車輪は焼き入れ鍛鋼製、直径約1.8 m(写真:Iwan Baan、The Shed)
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 敷地は大規模再開発が進むハドソンヤード地区の一画で、ハイラインの北端に位置する。ザ・シェッドの規模は、総延べ面積1万8600m2、地上9階建て。構造は鉄骨造だ。建物の西側は、同じくDS+Rが設計した「15ハドソンヤード(15 Hudson Yards)」に連結している。地上88階建ての15ハドソンヤードは、同時期に竣工したこの地区初の住居タワーだ。

ハイラインから見た遠景(写真:Iwan Baan、The Shed)
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 ザ・シェッドの構成は、地上1階に30丁目から続くメインロビーを配置。レベル1に、地下鉄7番線の34丁目ハドソンヤード駅から公園へと抜けられる上階ロビー、レベル2とレベル4にギャラリー、レベル6に劇場、レベル8にトップライトのあるイベントスペースを入れている。

フロア構成のダイヤグラム(資料:DS+R)
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「ザ・マッコート」のパフォーマンス風景(写真:Iwan Baan、The Shed)
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