スマートシティーでは、トイレやカフェ、レストランの空席状況をリアルタイムで提供するのは当たり前。混雑とイライラが限りなく少ない社会になる──。

 人工知能(AI)とIoT(モノのインターネット)を駆使して、トイレやカフェなどの空席情報配信サービスを手掛けるバカン(東京・新宿)。同社は2019年6月11日、NTT東日本など5社を引受先とする第三者割当増資を実施。7億9000万円の資金を調達した。

 注目すべきはそうそうたる企業が増資の引受先に手を挙げたことだ。NTT東日本を筆頭に、清水建設、ティーガイア、JR東日本スタートアップ、スクラムベンチャーズが名を連ねる。

 清水建設は「これまでの建物づくりの枠を超え、バカンの空席配信サービスを融合することでより快適な生活を提供したい」(LCV事業本部ICT・スマート事業部の加藤雅裕事業部長)としている。スマートシティーの整備を見据え、混雑緩和によるストレスの少ない街づくりにバカンのサービスを組み入れようとしているのだ。

 バカンはトイレの個室や、カフェやレストランの座席の空き状況をIoTでリアルタイムに収集。スマートフォンやデジタルサイネージなどに結果を表示し、混雑を緩和するサービスで先行するスタートアップ企業である。

スマートフォンにトイレの空き状況を通知(写真:バカン)
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