三菱地所グループは、タイのオフィス開発事業に初めて参画する。2019年5月28日に、タイ・バンコクに拠点を持つデベロッパーのRaimon Land Public Company Limited(レイモンランド)と共同で進めている複合ビル開発「One City Centre」の詳細を発表した。

[画像のクリックで拡大表示]
タイ・バンコクで工事が進む複合ビル「One City Centre」の北側から見た完成イメージ。図の手前にある高架鉄道BTSのプルンチット駅と商業棟がデッキで直結する。細長い敷地の南側に高さ275m超のオフィス棟を計画(資料:三菱地所)

 One City Centreは、高架鉄道BTSのプルンチット駅に直結する複合ビルだ。駅と複合ビルをつなぐデッキ、低層の商業棟、高さ275m超のオフィス棟で構成する。車やバイクで混雑する道路を通らずにアクセスできるようにして利便性を高め、事業価値の向上を図る。

[画像のクリックで拡大表示]
断面図とテナントの入居イメージ。右のデッキが駅と直結する。オフィス棟の低層4層分に医療関連施設が入居する予定(資料:三菱地所)

 地下4階・地上61階で、延べ面積は約11万6000m2。賃貸面積は約6万1000m2で、内訳はオフィスが約5万6000m2、商業施設などが約5000m2の予定だ。開業時の入居率は75%を目指す。19年2月に着工し、竣工は22年末を予定している。

[画像のクリックで拡大表示]
左のデッキで高架鉄道BTSのプルンチット駅と商業棟を結ぶ。地域のランドマークになることを目指す(資料:三菱地所)

 参画のきっかけは、レイモンランドからの打診だった。入札で土地の賃借人および開発事業者に選定されたレイモンランドは、オフィスビルの開発・運営実績が豊富なパートナーを探しており、三菱地所が候補に挙がった。タイ・バンコクでの非住宅市場参入を狙っていた三菱地所の戦略と合致し、共同での事業開発が実現した。

 事業参画に当たって、レイモンランドが100%出資する特別目的事業体(SPV)の株式の40%を三菱地所が取得した。三菱地所はレイモンランドに対し、東京・丸の内などの開発・運営ノウハウを提供し、事業価値の向上を図る。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら