LED照明の誤使用などが原因で、発火や発煙といった事故が直近10年間に300件以上発生している。2009年9月から19年3月10日までに消費者庁の事故情報データバンクに寄せられたLED照明に関するトラブルの集計結果から、こうした実態が分かった。同庁がこの3月末に公表したもので、実際の事故事例や事故につながりやすい誤使用の例も紹介している。

 蛍光灯や白熱電球など、従来型の照明器具に比べて省エネ性や経済性に優れるLEDランプは、特に東日本大震災の発生後、急速に普及が進んできた。だが、LEDランプに対応していない照明器具に取り付けて使用し、破損や故障、発火、発煙といった事故につながるケースもある。

 同庁が把握している直近10年間の事故事案は合計328件に上り、住宅本体の火災に発展しかねない発火事案はそのうちの23件を数える。東日本大震災発生から間もない12年度と13年度は、普及拡大が背景にあったためか、事故件数も急増。いったん落ち着きをみせたが、ここ数年は微増傾向にある。15~17年度は30件前後で推移し、18年度(19年3月10日時点)は4年ぶりに40件を超える水準に達した。

LED照明事故の年度別推移
(資料:消費者庁)
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