新たな価値観を持つ「ミレニアル世代」が住宅購入の主役になり始めた。ミレニアル世代とは主に、1981年から96年ごろに米国で生まれた世代を指す。現在の年齢ではおおむね、22歳から37歳。日本では、「さとり世代」や「ゆとり世代」の一部と重なる。近年は、マーケティングの主役として扱われるようになっている。今知っておくべき、ミレニアル世代の家づくりに関する意識や最新動向について、前編と後編の2回に分けて紹介する。

 家づくりで重視するポイントは、「早期建築・長期居住」――。ミレニアル世代が、これまでの世代とは異なる志向で家づくりを捉えていることが分かった。旭化成ホームズの共働き家族研究所が2018年12月5日、若い世代の家づくりに関する意識調査結果を公表した。

(イラスト:ハラユキ)
調査概要
 調査は旭化成ホームズ共働き研究所が2018年6月、住宅発注時の年齢が25歳から44歳だった共働き世帯を対象にWEBによるアンケート調査を実施。旭化成ホームズの「へーベルハウス」居住者327件、一般モニター105件の回答を得た。
 回答を基に、主に2つに分類して分析した。(1)発注時の年齢が25歳から34歳の「30-0DEWKS(デュークス)」、(2)同35歳から44歳の「40-6DEWKS」。いずれも共働きで夫婦のみか夫婦と子どもの世帯とした。子どもについては、(1)では、「子どもがいない」か妊娠中、0歳から2歳以下。(2)では、小学校入学前後、5歳から8歳とした。デュークス(Double Employed With Kids)とは、子どものいる共働き世帯のこと。

 同研究所は、住宅取得者が若年化していることに着目。調査結果をまとめた報告書では、08年に47.7歳だった住宅着工時の世帯主の平均年齢は、17年には43.6歳まで低下したことを示した。

住宅着工時の世帯主の平均年齢
旭化成ホームズの共働き家族研究所がまとめた調査報告書の一部。国土交通省の住宅市場動向調査によると、戸建て住宅着工時の世帯主の平均年齢が若年化している(資料:旭化成ホームズ)
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