YKK APがリノベーション事業の拡大に力を注いでいる。同社はリノベーション会社の大手であるリビタ(東京都目黒区)と共働した戸建て住宅の性能向上リノベーションプロジェクトの第2弾を実施。2018年12月4日に竣工の内覧会を横浜市内で行った。築37年の木造戸建て住宅を改修する「広がる屋根」と呼ぶプロジェクトだ。

 リビタが展開する戸建て住宅のリノベーション事業「HOWS Renovation(ハウスリノベーション)」の一環として進められた。「安心・安全」「健康・快適」「快適なデザイン」「コスト」の4要素のバランスを取りながら、古くなった建物に新築以上の価値を付加する試みだ。

YKK APとリビタが共働した戸建て住宅の性能向上リノベーションプロジェクトの第2弾。築37年の木造戸建て住宅のリノベーションプロジェクト「広がる屋根」だ。リビタが展開する戸建て住宅のリノベーション事業「HOWS Renovation(ハウスリノベーション)」の一環として進められた(写真:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

 YKK APは今後厳しくなる新築の戸建て住宅市場を見据え、リノベーション事業を大きな柱の1つに育てる方針だ。「20年をめどに事業規模1000億円の達成を目指す」とYKK APのリノベーション本部長を務める海老原功一執行役員は説明する。

 性能向上リノベーションのプロジェクトはその足掛かりとして、耐震や断熱改修を訴求するための具体的な事例という位置付けだ。工務店やリフォーム会社、居住者などに見学してもらうことで性能向上リノベーションを理解してもらい、性能の改善を伴う改修市場の拡大を促す。

 市場が拡大すれば、サッシや耐震改修製品を提案しやすくなる他、カーポートなどのエクステリア製品を含めたトータルでの改修提案も可能になる。

 17年度は東京の他に富山でもプロジェクトを実施。18年度は、広がる屋根プロジェクトを皮切りに、北海道や福岡、神戸で展開する予定だ。リビタ以外のリノベーション事業者とも連携する。19年度に実施する物件も仕込んでいるというだけに、かなり力が入っていると分かる。

YKK APのリノベーション本部長を務める海老原功一執行役員は、「2020年をめどに事業規模1000億円の達成を目指す」と、リノベーション事業の拡大に力を入れることを明言した(写真:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら