前編に続いて、イケフェス2018(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2018)でオフィス公開を実施している設計事務所を巡る。今回取り上げるのは、日建設計、東畑建築事務所、安井建築設計事務所だ。

 えーっ、大手設計事務所ばかり? どこも同じでは? そんな声が聞こえてきそうだが、各社とも一般の人を招くからには趣向を凝らしている。

日建設計大阪オフィスの外観(写真:日経アーキテクチュア)
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 10月27日(土)の午後イチに訪れたのは、中央区高麗橋にある日建設計大阪オフィス(銀泉横堀ビル)。ご存じない方のために説明すると、日建設計は、住友本店臨時建築部(旧住友ビルを設計)を源流に持つ日本最大の建築設計事務所。発祥の地は大阪だ。

 イケフェス期間中に公開しているのは4階ロビー。イラストレーションスタジオ展 「DRAWN TO ARCHITECTURE」を2日間開催した。

4階ロビーで開催したイラストレーションスタジオ展 「DRAWN TO ARCHITECTURE」の様子(写真:日経アーキテクチュア)
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 建築のプレゼンテーションというと、現在の主流は説明するまでもなくCGだが、ここで展示されているのは手描きイラストレーション。CG全盛の時代だからこそ、手描きが力を発揮する場面が増えているという。

 筆者も「建築巡礼」や「建築日和」という手描きイラストの連載をやっているので、世の中の“手描きニーズ”の高まりは実感として分かる。ただ、ここに展示されているのは、筆者が描いているようなざっくりしたイラストではなく、CGをしのぐ精緻な手描きイラストばかりだ。1枚何十時間かかるんだろうと、ついつい制作時間を計算してしまう。

屏風に描かれた日本画のようなイラストも。大阪オフィスの某設計者のこだわりが詰まったプレゼンパネルだ(写真:日経アーキテクチュア)
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日建設計設計部門イラストレーションスタジオ室長の山田雅明室長が来場者の質問に答えた(写真:日経アーキテクチュア)
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