東京の国際競争力強化の一翼を担う「品川新駅」周辺の開発計画の全貌が明らかになった。外国人対応の住宅を整備し、東京都で初となる国家戦略住宅整備事業の活用を目指す。現・品川駅周辺の整備計画も具体化が進む。

 山手線49年ぶりの新駅開設に向けて、品川新駅周辺の再開発がいよいよ本格化してきた。東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月25日、品川開発プロジェクト第1期について、都市計画手続きに向けた計画概要を発表した。対象地は品川駅北周辺地区で、建設中の品川新駅(仮称)西側に位置する。同社にとっては、駅と街を一体で大規模開発する初の試み。新駅で約192億円、駅前再開発(第1・2期)で約5000億円の総事業費を見込む。

品川新駅(仮称)の前に整備する歩行者広場の完成イメージ。左が、品川新駅。デザインアーキテクトに隈研吾氏を起用し、2020年春に暫定開業を予定している。右が、品川開発プロジェクト第1期の4街区南棟(資料:JR東日本)
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 第1期は、品川駅北周辺地区のうち1~4街区、総敷地面積約7万2000m2を対象とする。同敷地に、総延べ面積約85万1000m2、計4棟の施設を建設する予定だ。

品川開発プロジェクトは品川車両基地跡地を整備する事業で、第1期開発は品川新駅の西側4街区を対象としている(資料:JR東日本)
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 設計を担当しているのは、JR東日本建築設計事務所を代表とする、品川駅車両基地跡地開発に係る整備計画策定業務共同企業体。施工者は今後選定し、19年度着工、24年度の街開きを目標に掲げる。

2階デッキの歩行者通路のイメージ。左側の建物が4街区の南棟、右奥に見えるのが品川新駅(資料:JR東日本)
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線路をまたいで東側の芝浦中央公園から見る、同プロジェクト第1期の完成イメージ。最も右に立つのが、1街区の建物(資料:JR東日本)
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