岐阜市内にあるレオパレス21の木造アパートの小屋裏。所有者は一級建築士に依頼して2018年3月から3回、建物を調査した。結果、小屋裏には界壁がないことが判明した。各階の天井懐の界壁に不備があるとも主張している(写真:LPオーナー会)
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 「本来なら施工が必要な小屋裏の界壁が施工されていない。また、天井懐部分の界壁に石こうボードが張られていない」

 レオパレス21が1990年代に販売した木造アパートの所有者が8月22日、建物に建築基準法に違反する瑕疵があるとして、約2000万円の損害賠償を求める訴訟を岐阜地方裁判所に起こした。一連の界壁未施工問題で、物件の所有者による訴訟は全国初のケースだ。請求の内訳は、補修費用約1800万円、弁護士費用約182万円などだ。

 レオパレス21は18年5月末、確認申請図書に記載された小屋裏界壁が未施工の物件が複数見つかったことを発表。1989年から現在までに販売した集合住宅など3万7853棟を全棟調査している。界壁工事の不備が見つかれば全て改修する方針で、界壁1カ所当たりの施工単価は14万~15万円との目算だ。

(関連記事:レオパレスのアパートに建基法違反の疑い、3万7853棟を全棟調査

所有者が訴えを起こした岐阜市のアパート外観。1995年に完成した。木造枠組み壁構法2階建ての建物で、居室は10室。所有者は界壁の補修に約1800万円の費用がかかると試算した(写真:LPオーナー会)
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 当該アパートは岐阜市にある。訴状によると、原告である所有者は95年4月にレオパレス21(当時の社名 はエムディアイ)と契約を交わした。エムディアイ一級建築士事務所が設計・工事監理者、エムディアイ名古屋店が施工者となり、同年8月にアパートが完成した。工事金額は約9600万円だった。

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