大阪府池田市菅原町に立つ賃貸マンション「マテリアル菅原」。2016年11月に撮影。赤枠で囲った部分は池田市が建築基準法の容積率の規定に違反するとして是正を命じた部分。確認申請書には記載のなかった空間が増築されていた(写真:日経アーキテクチュア)
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 大阪府池田市に立つ階数偽装マンションの是正工事がこのほど完了した。「7階建て」と確認申請していながら「9階建て」に違法増床していた賃貸マンション「マテリアル菅原」が、7階建てに“減築”された。市都市建設部審査指導課は、容積率の限度を超える建築基準法52条の規定に違反する違反建築物として、2016年10月に是正措置命令を出していた。

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是正後のマテリアル菅原。2018年8月に撮影。建築基準法に違反する部分が除却された(赤枠の部分)。オーバーハングした違反部分は構造計算などをしていなかった(写真:日経アーキテクチュア)
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 市審査指導課の東信浩主幹は「9階部分では、確認申請図書に記載のなかった違反部分を除却した。オーバーハングした部分がなくなったことで、是正前の建物からは外観が変わっている」と説明する。この除却部分は屋根の上に載せるように、後から付け足す形で増築されていた。増築部は建物躯体の構造とは切り離されていたという。

マテリアル菅原の立面図。7階建てとして確認申請書を提出していた。7階部分は階高が約5.6mあった。こうした空間や屋上部分に増床、増築して8階と9階のフロアを違法に建築していた(資料:池田市)
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 阪急宝塚線池田駅から歩くこと5分。駅近の好立地に立つマテリアル菅原は、確認申請書に添付された立面図では2階から6階までの階高が3m、7階の階高は他フロアの2倍近い5.6mあった。実際には、7階の空間に床スラブを設けて8階を増床、屋上部の一部に9階部分を違法増築していた。市によると増床・増築に設計者の関与はなく、建築主兼施工者である建設会社のダイカイが指示していたという。

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