奈良市内にある銭湯施設「天然湧出温泉ゆららの湯押熊店」で、7月8日午後2時40分ごろ、露天風呂の屋根が突然崩落した。6月18日に発生した大阪北部地震後に、施設従業員が屋根を支える柱に傾きを確認したが「倒壊の危険性はない」と判断し、営業を続けていた。

奈良市押熊町にある「天然湧出温泉ゆららの湯押熊店」の露天風呂にある屋根が突然崩落した。入浴中の男性客1人が屋根の下敷きになり死亡、2人が肩の打撲などの軽傷を負った。6月18日に発生した大阪北部地震後、施設従業員が屋根を支える柱6本のうち2本が傾いているのを確認していた(写真:読者提供)
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 崩落した屋根は木造で縦約8m、横約7m。高さ約2.5mの木製の柱6本で支えられており、屋根にはコンクリート製の瓦が敷かれていた。奈良西警察署によると、屋根は真下に崩れ落ち、浴槽と柱は落ちた屋根で見えない状態だった。屋根の崩落に巻き込まれ、入浴中だった男性1人が死亡、2人が軽傷を負った。崩落の原因は調査中だ(7月18日時点)。

 同施設を運営する新英(奈良市)の総務部担当者によると、大阪北部地震後、崩落した屋根を支えていた柱のうち2本が傾いていることに施設従業員が気付いた。しかし、「工務店に調査を依頼した結果、倒れる危険性はないという判断だったので、安心して営業を続けてしまった」(同社総務部担当者)。調査の内容については「警察に任せているため詳細は話せない」とした。

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