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 写真測量やレーザー計測など、あらゆる用途で導入され、いまや建設現場でなくてはならない存在となったドローン(小型無人航空機)。「i-Construction」の流れを受けて、国土交通省が2016年3月に空中写真測量を用いた出来形管理要領や監督・検査要領を作成するなど、公共事業におけるドローン活用はますます加速している。

 ドローンで撮影した複数の写真から得られる点群データの活用は、建設生産工程の最も川上におけるCIMの出発点となる。ところが、この点群データをCIMで扱うモデルに落とし込むうえで課題となっているのが、データの重さだ。モデルの使い勝手が悪いと、CIMの流れはそこで止まってしまう。

 その“ボトルネック”を解消して、CIMで使うデータの川下への橋渡しを積極的に試みるのが、測量やコンクリート構造物の診断などを専門とするオカベメンテ(那覇市)だ。

 沖縄県の宜野湾市―浦添市間における交通混雑の緩和と、那覇空港へのアクセス強化に向けて建設が進む牧港高架橋の現場で、同社はドローンで撮影したデータを初めてCIMに適用した。

2017年8月に最後の鋼桁を設置した牧港高架橋。手前はオカベメンテの鈴木浩一3D戦略本部長。点群データを軽くしてCIMで使いやすくする「3Dトレース」の生みの親
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