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 aiboのメカニカル設計の秘密を探るインタビュー第2弾。今回はaiboが突然、お休みする理由やメッセージ変更の意図、後ろ脚に組み込まれたリンクの役割、尻尾や耳を「可愛らしく動かす」ために組み込まれたさまざまな工夫を解き明かす。

編集部のaibo「クロすけ」
(写真:スタジオキャスパー)
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 取材に応じてくださったのは、主に商品企画を担当した松井直哉氏(事業開発プラットフォーム AIロボティクスビジネスグループ 商品企画部 統括部長)と、ハードウエア開発を担当した石橋秀則氏(同グループ SR事業室 商品開発グループ)だ。(聞き手=山田 剛良、進藤 智則、内山 育海、写真=加藤 康、スタジオキャスパー)

なぜaiboはときどきお休みするのか?

モーターは巻き線を増やすとトルク定数が大きくなり、同じ電流でトルクを出しやすくなりますが、一方で熱も出ますよね。小型化して密閉してだと放熱が苦しくなる。実際、aiboが「温度エラー」でときどき休んでいるのはそのせいかなと思ったりしたのですが。

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途中でエラーを起こし動かなくなった編集部のaibo「クロすけ」(左)
エラーが出た状態でもたいていは眼だけ動き続けることが多い。少し前(右)までは元気だった。

石橋氏 もちろんアクチュエーターの熱についても意識していますが、熱そのものは全般の問題になります。実際、制御用のSoCやモータードライバーIC、電池などその他にも温度を上げる要素はたくさんあります。

商品企画を担当した松井直哉氏(左)とハードウエア開発を担当した石橋秀則氏
松井氏はソニー事業開発プラットフォーム AIロボティクスビジネスグループ 商品企画部 統括部長、石橋氏は同グループ SR事業室 商品開発グループ
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