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木村岳史の極言暴論!

木村 岳史=日経 xTECH/日経コンピュータ
日経 xTECH

目次

  • 就活生が「大好き」なSIer、なのに若手がボロボロ辞めていく理由

     「SIer大好きセグメント」の就活生が大勢いると聞いて、腰を抜かしそうになったことがある。SIerで技術者として働きたいというのだから驚いて当然だ。もし目の前にSIer大好きセグメントの就活生がいたら、「おいおい業界研究をしっかりやったか」などと要らぬ説教をしてしまうかもしれない。

  • SAPがドイツで誕生した謎、無知な日本人が気付かない真実

     グローバルで展開する巨大ITベンダーといえば、そのほぼ全てが米国企業だ。だが、唯一と言っていい例外がある。言わずと知れたERP最大手の欧州SAPだ。私にとってこのSAPは謎だった。なぜドイツで米国企業をしのぐ巨大ITベンダーが誕生したのか。

  • 「何でもよいから何かやれ」と言う愚かな経営者、AI人材は本当に必要か

     このところ、日本企業の経営者に流行している言葉がある。「AIを使って何かやれ」である。言葉を補って「何でもよいから何かやれ」とすれば、さらに分かりやすくなるだろう。はっきり言って部下に「何でもよいから何かやれ」と命じるのは、経営者として「超」が付くほど恥ずかしい。

  • 成長できる機会は無い、技術者はもうプロマネを目指すな

     この極言暴論はIT業界や技術者の間で物議を醸す。人月商売のIT業界やIT部門を徹底的にこきおろしているから当たり前だ。大概の批判は感情的なものなのでスルーしている。ただ、あるテーマに関しては理性的な批判も多く、「この違いは何なのか」とずっと考えていた。

  • 「重要なのは運用フェーズ」というたわごと、若手技術者よだまされるな

     金融機関のシステム保守運用の業務が、技術者にとってどんどんやばくなっているそうだ。そもそも金融機関のシステムの現場といえば、「超」が付くほどの長時間労働の温床。ITベンダーの技術者が常駐するとプライベートは完全に犠牲になり、下手をすると体を壊すような職場だった。

  • 信じた技術者が失意のどん底に、客のIT部長の愚かな本音とは

     あるITベンダーの技術者から以前、これ以上ないぐらいの“悲話”を聞いたことがある。この人には申し訳ないが、そのエピソードを話すと、いつでもどこでもばか受けする。私にとってはスペシャルなネタとなっている。

  • 何でも他人のせいにする技術者よ、もういいかげんにしなさい!

     技術者の中には被害者意識の塊のような人が多い。ユーザー企業の技術者なら「うちの社長がITを分からないから、IT部門の重要性が理解できない」、ITベンダーの技術者の場合は「客は無理難題ばかりを押し付けてくる」と嘆くのが定番だ。

  • 「CIOなんて貧乏くじだよ」、大企業の役員が真顔で語った不都合な真実

     「CIO(最高情報責任者)なんてアルファベット3文字でかっこよさそうだが、あれはねぇ、役員にとっては貧乏くじだよ」。ある大企業でCIOではない役員に真顔で言われて面食らってしまった。

  • たそがれる人月商売、優秀な技術者が片っ端から辞めていく

     最近、大手ITベンダーの経営幹部に会うと、決まって次のようなぼやきを聞かされる。「優秀な技術者が相次いで辞めてしまってね。我が社の将来を背負って立つような人材ばかりだから極めて深刻なんだよ。懸命に引き留めるのだが、とても翻意してもらえない」。

  • 負の遺産、バブル世代がいなくなればSIerは変われるか

     まもなく元号が令和に変わる日本は今、過去を振り返り未来に思いをはせる節目の時期を迎えている。実は、ITベンダーが抱え込んでいる「負の遺産」にも節目となる時期が訪れている。負の遺産とはかつて大量採用したバブル世代の社員である。

  • 気色が悪い「顧客に寄り添う」をやめないSIerに再度警告する

     人月商売のITベンダーは「顧客に寄り添う」というフレーズが大好きだ。私からすると極めて気色悪い言葉なのだが、SIerだけでなく下請けITベンダーの経営幹部も口にするから、もはやIT業界のアイデンティティーと言ってよい。

  • そろそろCOBOL絶滅のシナリオを考えようか

     いやぁ、腰が抜けそうになった。日経 xTECHの調査で「社内にCOBOLを使ったシステムがある」との回答が6割を占めた。私は人月商売のベンダーから目の敵にされているほど「反COBOL」の急先鋒(せんぽう)だから、この結果は衝撃的だった。

  • 「ソフトウエアにカネを払えるか」と言ったIT部門、今も変わらず

     特にIT部門にいえることだが、日本企業のソフトウエアに対する理解が「ソフトウエアにカネを払えるか」と言い放っていた頃と、さほど変わっていないと気が付いた。IT部門に所属する読者から「ソフトウエアを一番理解している我々をつかまえて何を言う」と怒られそうだが、紛れもない事実である。

  • 技術者を甘やかす日本企業の愚かさ、人材不足で露見

     転職支援会社の人と酒を飲んだとき、その人が「日本の企業は技術者を甘やかし過ぎのような気がする」と言い出した。意味不明なのでポカンとしていると、その人は話を続けた。何でも「技術のことだけをやっていればよい」との条件で技術者を募集する企業が増えているらしい。

  • 恐るべき人月商売の感染力、現場のお役立ちツールと化す日本製ERP

     ERPを日本語では「統合基幹業務システム」と表記する。この表記を広めたメディアの責任でもあるが、私は常々、とんでもない言い換えだと思っている。ERPの本質を誤解させる恐れがあるからだ。ところが最近、さらにとんでもない事実に気が付いた。

  • 日本だけでバカ売れするRPA、愚かな結末を改めて警告する

     いやぁ、白旗を揚げたくなるような気分だ。問題点や将来のリスクを何度も指摘してきたが、もはや多勢に無勢。ITベンダーからは「木村さんが何と言おうと、大きな流れは止まりませんよ」と皮肉られる始末。「RPA、恐るべし」である。

  • SIerに「炎上マニア」のプロマネが存在する本当の理由

     世の中には変わった人が大勢いるが、まさかSIerのプロジェクトマネジャーの中に「炎上マニア」がいるとは思わなかった。開発プロジェクトが炎上した際、一丸となって火消しに向かう時の客との連帯感や乗り越えた達成感がたまらないのだそうだ。そして「炎上プロジェクトを経験しないプロマネは育たない」と言う。

  • 若手技術者が年収800万円を要求、怒った課長の非常識さ

     「優秀なプログラマーを採用しようとした某企業。応募してきた若手技術者に『年収800万円以上なら就職してもよい』と言われ、面接官の課長は『私の給与よりはるかに高い』と怒ったそうだ」。Twitterでそんな話をつぶやいたら大反響があった。まさに日本の常識は世界の非常識である。

  • 厚労省の統計不正が示す、IT劣等国ニッポンの惨状

     官民の不正が相次いだので大概のことには驚かないが、厚生労働省の毎月勤労統計の不適切調査には心底驚いた。なんせ統計だぞ。調査報告書にはシステムに関する問題点も指摘しているというので読んでみたら、またまた驚いた。厚労省だけでなく企業などでの「あるある話」が記述されていたからだ。

  • 続・下請けベンダー化したSIer、世間知らずは顧客色に染まる

     前回の「極言暴論」で「SIerの下請けベンダー化」を指摘したところ、Twitterなどを通じて多くのコメントが寄せられた。特に「SIerの組織は大口客単位の完全な縦割り」「残業量は客次第。ホワイト職場とブラック職場が一企業に併存する」との指摘は参考になった。今回は問題をさらに掘り下げよう。

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