米アップルは2018年9月12日(米国時間)にスペシャルイベントを開催する。例年通りであれば新iPhoneが発表され、同じ週の金曜日(9月14日)に予約の受け付けを開始、そして翌週の金曜日(9月21日)に発売というスケジュールが濃厚となる。

 iPhoneの2017年モデルは、アップルが2018年8月に時価総額1兆ドル超えを達成したことを踏まえると、成功だったと振り返ることができる。

 2017年モデルの発表会も「Steve Jobs Theaterでの初のイベント開催」「iPhoneの発売10周年」「初の3モデル投入」と、話題に事欠かなかった。成功と考えれば、この路線をなんら変更する必要はないと言える。

 2017年は液晶ディスプレーのiPhone 8/8 Plus、有機ELディスプレーを初めて搭載したiPhone Xの3モデルだったが、2018年は有機ELディスプレーが2モデルと液晶ディスプレーが1モデルとみられている。TrueDepthカメラをはじめ、レンズやセンサー、プロセッサなどは共通化し、量産効果を高める戦略を採るだろう。

 これまでのパターンと異なる点があるとすれば、現行のiPhone Xがラインアップに残らない可能性が高いことだ。一方、iPhone 8シリーズは最後のホームボタン採用モデルとして販売を続けていくことが予想される。

画面大型化で充電器を見直しか

 注目したいのは充電回りの変化だ。iPhoneにはこれまで5WのUSB充電器が付属し、Lightningケーブルで充電してきた。iPadに付属する10Wや20WのUSB充電器を使えば、2倍以上のスピードで充電できる。MacBookシリーズに付属するUSB Type-C充電器と別売のUSB-C - Lightningケーブルを併用すれば、さらに高速な充電も可能である。2017年モデルでは最大7.5WのQi規格に対応したワイヤレス充電もサポートした。

 新iPhoneは現行のiPhone Xと同じ5.8インチが最も画面の小さなモデルになると想定すれば、5Wの充電器では力不足となる可能性がある。このため、USB Type-C端子を持った新しい充電器の提供が想定される。