米アップル(Apple)のAIスピーカー(スマートスピーカー)「HomePod」の分解もいよいよ大詰めを迎えている。第1回では外装を外してメイン基板を取り出し、第2回ではウーファーと電源基板、オーディオ基板を取り出した。今回は、最後の“大物部品”であるツイーターがターゲットとなる。この部品は、スピーカーの心臓部であるアクティブドライバーのうち、主に高音域を担う。

 ツイーターはHomePodの大きな特徴の一つだ。数が7個と多い上、それぞれがモジュールとして専用の“箱”に収められ、筐体の底面に行儀よく円陣を組んでいる。どうやら外形寸法はどれも同じようだ。でも、なぜ7個という中途半端な数なのだろうか…。

筐体底面には同じサイズのツイーターモジュールが7個並ぶ(以下撮影:加藤 康)
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 アップルのWebサイトによれば、HomePodは設置すると部屋の音響環境を自動で分析する(同社のHomePod紹介ページ)。そして、再生する音楽データを分析し、直接届けるべき音は部屋の中心方向に送り、周囲音のような音は左右のチャネルから壁面に反射させて部屋の中心に送ることで、部屋中のどこにいても最適の音楽を届けられるとしている。この機能に必要なのが、音響の指向性を制御できるツイーター7個のアレイというわけだ。

 高音域の音を発するツイーターは指向性が生じやすい。360°をカバーするスピーカーを実現するために、全周に並べたと推測できる。ただし、残念ならが“7個の謎”を解くには、詳細な音響分析が必要だろう。

 オーディオ基板とツイーターモジュールの接続には、ネジ部分を利用しているようだ。ほかに配線らしきものが見当たらない。

取り出した7個のツイーターモジュールの上にオーディオ基板を載せたところ
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