「Google Home」(米グーグル)は「天才」、「Amazon Echo」(米アマゾン・ドット・コム)は「秀才」、そして「Clova WAVE」(LINE)は「初心者」…。

米グーグルの「Google Home」(手前)、米アマゾン・ドット・コムの「Amazon Echo」(左奥)、LINEの「Clova WAVE」(右奥)(以下写真:加藤 康)
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 日経 xTECHの分解調査で、類似の筒型の外観からは想像もできないほどハードウエア設計は個性豊かであることが判明した“三大AIスピーカー”。電機メーカーや部品メーカーでの勤務経験を持つ“熟練”のエンジニア達が、3機種の設計を冒頭のように評したのは既に紹介した(関連記事)。

 では、部品コストはどうなのか。専門の調査会社、英IHSマークイット(IHS Markit)のデータや日経 xTECH分解班の調査から推測してみた。結論から言うと、分解時に推測した通りだった。Clova WAVEが圧倒的に高く、次がAmazon Echo、そして最も安いのはGoogle Homeである。

 IHS Markitの調査では、トータルコスト(組み立てコスト含む)はGoogle Homeが44.03米ドル(1米ドル=106.31円として約4681円。以下、換算レートは同じ)、Amazon Echoが48.35米ドル(約5141円)だ。

 Clova WAVEについては、残念ながらトータルコストのデータはない。ただし、およその価格が判明している主要部品だけでも、24米ドル(約2552円)以上のコストがかかっていると見られる。さらに、同製品は他の機種と異なり2次電池や赤外線リモコン機能を搭載する。基板枚数はGoogle Homeが2枚、Amazon Echoが3枚であるのに対してClova WAVEは5枚と多く、ノイズ対策用のシールド材も多用されている。こうした部品点数の多さを考慮すると、組み立てコストも含めて圧倒的に高いのは間違いない。

部品点数の多いClova WAVE。圧倒的なコスト高が予測される
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 Clova WAVEの定価は1万4000円(税込み)。発売時のキャンペーン価格は1万2800円(税込み)で、2018年3月のキャンペーンで付けられた価格は6400円(税込み)だった。分解時に予想した通り、これらのキャンペーンは「出血覚悟」なはずだ。

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