AIスピーカー(スマートスピーカー)は音声操作を基本とする。しかし、音声対話の技術は発展途上。音声でのやり取りのみでは、ユーザーの意図が正確に伝わったのか分かりにくい。そこで重要な役割を果たすのが表示用LEDだ。ディスプレーを備えないAIスピーカーにとって、LEDは唯一の表示手段で、単純な反応や素早い反応などにLEDを活用しているとみられる。

 3大AIスピーカーこと「Amazon Echo」(米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com))「Google Home」(米グーグル(Google))「Clova WAVE」(LINE)の3機種は、LEDの動作は同じように見えるものの、分解してみると大きな違いがあることが分かった。

 まず、表示用LEDの数を見てみよう。段違いの多さを誇るのはClova WAVEだ。本体の下部に48個、上部の操作パネル部分に24個、合計72個のLEDを搭載する。Amazon EchoとGoogle Homeはいずれも12個である。

 LEDの発光面は3機種でばらけた。プリント基板に実装した際、上面が光るタイプを使うのはAmazon Echo。Google Homeは下面が光る、いわゆる背面実装(リバース実装)タイプを採用する。そのため、プリント基板には穴が開けられている。

 Clova WAVEは側面が光る「サイドライト」タイプだ。このタイプのLEDは、液晶ディスプレーのバックライトとして使われているものだという。元機器メーカーのベテランエンジニアは「バックライト用LEDは色度や照度で高い均一性が求められる。あくまで推測だが、バックライトの規格に合わなかった“オチ品”を使うことでコストを抑えている可能性がある」とした。

本体下部にLEDを48個搭載するClova WAVE。側面が光る「サイドライト」タイプのLEDを採用する(写真:加藤 康)
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