岡山県が進めている岡山空港のエプロン拡張工事の完成が、国土交通省大阪航空局の担当する付帯工事の遅れによって、計画の2020年3月末から3カ月ほど延びることが分かった。大阪航空局と岡山県との調整不足が原因だ。

岡山空港。1988年に開港した同空港は、開港30周年を迎えた2018年に「岡山桃太郎空港」の愛称が付けられた。空港の機能を強化するため、16年度にエプロン拡張事業着手。既存の中型機用のスポットを広げて大型機に対応できるようにする(写真:岡山県)
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 岡山空港は1988年に開港した県管理の空港で、国内3路線と国際4路線の計7路線が就航している。新規路線の開拓などを目的に空港の機能を強化するため、総事業費約5億円を投じて、2016年度からエプロン拡張事業を進めている。

 同事業では、大阪航空局が拡張箇所(幅22.5m、長さ190m)付近に埋設された高圧ケーブルや光ケーブルの移設工事を終えた後に、岡山県がコンクリート舗装工事を始める。県は19年3月に、大阪航空局との間で同局の工事完了を同年10~11月とすることを確認したと捉えていた。

 ところが、大阪航空局はそれを決定事項と見なしておらず、引き続き岡山県との日程調整が必要とみていた。そのため、担当工事を発注しないまま時間が経過。同局は19年8月末、発注が10~11月ごろになるため、工事の実施が同年12月~20年1月ごろになる見込みだと岡山県に伝えた。

 これを受け、岡山県は19年度当初予算で計上していた2億2000万円の事業費を次年度へ繰り越す必要があると判断。19年11月の定例県議会で補正予算案を議決した後、12月に舗装工事の入札手続きに着手。20年1月ごろに入札を実施して工事を始めるよう計画を見直した。

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