福岡県が進める西鉄天神大牟田線の連続立体交差事業の完成が、計画の2021年度から最大4年遅れる可能性が出てきた。旧駅舎の地中から想定外のコンクリート基礎が見つかったためだ。

福岡県は西鉄天神大牟田線の春日原―下大利間の約3.3kmで軌道の高架化を進めている。写真は2018年6月ごろの様子(写真:福岡県)
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 福岡県が19年11月15日、工事を実施している西日本鉄道から工期変更の申し出があったと明らかにした。同日、工期変更の理由や期間の妥当性を検証するため、学識者と西鉄関係者を交えた委員会の設置を発表。11月中にも初会合を開く。

 問題が起こったのは、春日原(かすがばる)―下大利(しもおおり)間の約3.3kmを高架化し、既設の踏切12カ所を撤去する事業だ。併せて、福岡県と沿線自治体が、交差する道路19カ所(うち新設7カ所)を整備する。

 沿線の春日市と大野城市で問題になっている踏切による慢性的な交通渋滞の解消などを目的に、福岡県が01年度に同事業を都市計画決定した。県が事業主体となり、03~21年度の事業期間で軌道の高架化や新駅舎の建設などを進めている。11年度から鉄道高架橋の建設工事に本格的に着手した。

 総事業費約557億円のうち、約39億円を西鉄が、残り約518億円を国と県がそれぞれ負担する。

西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の概要(資料:福岡県)
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